2017.03.24
ケアまつげが抜ける原因とは
まつげが抜けたり少なくなる原因はいくつかあります。
マスカラ、ビューラー、つけまつ毛、まつげエクステなど、目元に関するメイクが多種多様で盛んになる一方で、まつげや目元に関するトラブルで悩む方も増えてきました。
目元は人の印象を左右する重要なパーツです。
まつげが少なくなってしまうと少し寂しい印象になってしまうこともあり、まつげが抜けたり少なくなってしまうことで悩んでいる方も多く、最近では「睫毛貧毛症」やそれに対しての治療薬なども医師の処方で手に入るようになりました。
睫毛貧毛症とは
まつげが不足したり不十分な状態を「睫毛貧毛症」といい、その原因はマスカラやビューラーやアイメイク、クレンジングやつけまつ毛やまつげエクステなどの日々のアイメイクなどによるダメージやストレス、そのほか加齢、皮膚疾患や薬の副作用などがあげられます。
そうしたことが原因でおこる「少ない・短い・細い」といったまつげの悩みは、睫毛貧毛症の相談が出来るクリニックで医師に相談することができ、まつげ貧毛症であると診断された場合には「毎日の生活習慣についての指導」、「現状のまつげケア方法に関するアドバイス」、「治療薬の処方」などがなされます。(発毛できる毛包がない場合には、植毛についての説明がされるケースもあります。)
発毛可能な毛包がある場合には薬による治療が出来ます(自費)。
睫毛貧毛症の治療薬について
睫毛貧毛症の治療薬は「グラッシュビスタ」といいます。
上まつ毛の長さや太さや濃さなどを改善することを目的とした薬です。
グラッシュビスタは医師の処方を必要とする治療薬で、妊娠している人やその可能性がある人、授乳中の人には使用が出来ません。そのほか使用上の注意などについては実際に処方された時に医師より説明があるので、使用法をきちんと守って使用する必要があります。
目薬のような無色透明の薬を専用のブラシに1滴落とし、染み込ませたものを上まつげに塗布して使用します。
日本での臨床試験では約80%の方に改善が見られた治療薬ですが、保険は適用されず自費での支払いになります。また、使用を中止するとグラッシュビスタを使用する前の状態に戻ってしまいます。
まつげが減ってしまう原因1「生活習慣やメイク」
メイクをする際の様々な刺激が、まつ毛や目元に負担になりまつげを減少させたり抜けてしまう原因になることがあります。
まつげをカールさせるためには便利なビューラーですが、力を入れすぎてしまったりするとまつ毛を痛める原因になってしまいます。また、マスカラをした後でビューラーを使用して、まつげがビューラーにくっついてしまい抜けてしまうこともあるので注意が必要です。
つけまつ毛も接着剤が自まつげにくっついてしまったりすると、つけまつ毛を取り外す際に一緒に抜けてしまう可能性があります。
まつげエクステについては1本1本のまつげに専用の接着剤を用いて装着するもので、毎日着脱するものではありませんが、まつげエクステがついているのは負荷がかかっている状態なので美容液などでケアを行うなどのケアが必要です。
また、クレンジングを行う際にゴシゴシと強く目を擦ることでもまつげにダメージを与えてしまいまつげが抜けやすくなる原因となることがあります。
マスカラでメイクをする場合には、出来るだけ簡単に落とせるものを選ぶと刺激は少なくすみます。
また、夜更かしなどの不規則な生活や食事の偏りなどもまつ毛に影響があるため、健康で丈夫なまつ毛のためにはバランスのよい食事や、毎日の質の良い睡眠も心掛ける必要があります。
まつげが減ってしまう原因2「加齢」
原因1で挙げたような日頃のメイクからのダメージや生活習慣の蓄積で、徐々にまつ毛やまつ毛の生える土台の部分である目元が弱ってしまうことも、年齢とともにまつ毛が減少してしまう原因の一つです。
また、頭髪の育毛に血行や血流が非常に重要であるように、健康で丈夫なまつ毛の育毛にも血行が良い事は非常に重要です。
血液が酸素や栄養分を運んでいるのですが、加齢によって目の周りの血流が悪くなるとそれが滞ることで、まつ毛のハリが減少したり丈夫なまつ毛を育てにくくなります。
その他のまつげが減ってしまう原因
アトピーなどの皮膚疾患や、そのほか何かの病気や、服用している薬の副作用などでまつげが減少することもあります。
まつげの一部が抜けてしまったら
ビューラーなどでまつ毛の一部がごっそり抜けてしまったら、その部分にまたまつ毛は生えてくるのかと心配になると思いますが、毛根を痛めていなければ毛周期にそって新しいまつ毛が生えてきます。毛周期は個人差がありますが、だいたい1か月から2か月ほどで元の状態に戻ることが多いです。
まつげの脱毛や減少対策は
睫毛貧毛症と診断された場合にはグラッシュビスタという薬による治療があります。そのほか、薬品ではなくともまつ毛用の美容液やサプリメントなどもあり、必要な栄養分を美容液やサプリメントで補う事も出来ます。
基本的には、とにかく目元を強くこすらないことが大事です。
目元の皮膚は薄くダメージを受けやすいだけでなく、まつ毛は浅く生えているため抜けやすく、こすっただけで抜けてしまう事もしばしば。
生活の中で気をつけるべきは、規則正しい生活とバランスの良い食事をとること。血流を良くするためには目元を温めるパックなどを利用するほか、湯舟に入って体を温めたり、適度な運動をするなども有効です。